最終更新 :2024. 4.20 |
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国鉄線を走る電車は他社線からの乗入れを除くと全て国鉄車と思いがちですが、実は少数ながら私有車が存在します。 客車等を含めて最も車両数が多いのは郵政省(現在は民営化され日本郵便)の所有車で、東海道線と上越線に郵便電車を動かすことになり1967(昭和42)年にクモユ141が、57-11改正における増発用として1982(昭和57)年にクモユ143が登場しています。 鉄道による郵便逓送事業を行なうために郵政省の負担で車両を製作し、国鉄に運転業務を委託しているもので、郵政省所有の郵便車はこの他にも客車や気動車にも多数存在しています。因みにクモユニ74・82・143、キハユニ26・キユニ28等の荷物・郵便合造車は国鉄の所有車です。 画像は60-3改正で登場した長野・長岡所属車同士が連結する高崎線の郵便列車で双方とも車両の向きが逆になっており、長野車は信越線横川〜軽井沢間を通過する115系等に合わせて向きが逆になっています(画像基準で手前の車両が長野車)。 国鉄による郵便輸送も分割民営化を目前に控えた1986(昭和61)年9月末を以って全廃となり、郵政省所有の郵便車は1両も転用されることはなく全車が廃車となりました。 1985. 4.20 東北本線 大宮駅 |
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<トップページ壁紙> 2019. 5.26 高崎車両センター |