’84 勝田電車区401・403・415系編成表

 59-2改正時点での常磐線普電の編成表です。

 サハ411登場により8連固定編成が2本出現したのが最大のポイントです。同時に車体構造が415系500番台なみに変更された415系100番台が4両追加されています。
 8連固定編成ですが、これだけは59-2改正との関連性は薄く60-3改正を見越した早期落成車とも言える内容です。

また、415系は混雑の激しい朝の通勤時間帯に運転されていた453系普電1往復を置き換えるための500番台の追加増備がありました。

 8両固定編成表のみクハ401は1-を、モハ402は2-を、モハ403は3-を頭に付けて区別しています。
地色が灰色で細字の車両は非冷房車、青太字はシールドビーム化改造車を示します。当時進行中であった新塗装化の動きについては’78〜’83 常磐線近郊形編成表内の塗装変更の項目(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。




←上野・小山                                                                          勝田・平・四ツ倉→

<8両固定編成>

編成番号 ←1

クハ411
2

モハ414
3

モハ415
4

サハ411
5

サハ411
6

モハ414
7

モハ415
8→

クハ411
増備車
年月/製造所
K135 1-70 2-10 3-10 3 4 128 128 1-69 59.3.15  日立
K160 221 121 121 1 2 127 127 121 59.3.-6  日立
記  事       MG・CP無 MG・CP付        
  在来車 ←−  今回の新製車  −→ 在来車   

※K135は1984年夏頃に編成を組んでいる403系がK35からK40に変わり、K140となっている
 K135←→K140の変更は時折行われていたようである

※サハ411の2両は通常の8連の中間クハを差し替えるような形で連結されており、偶数クハに相当する5号車側のサハ411のみMG・CPが取り付けられている
 サハ411はMG・CPの有無による区分番台が付されておらず4号車側のサハは準備工事のみである  60-3改正までの暫定的な扱いであり、101系サハ100・101のMG・CP付きが200番台で区分されているのとは対照的である

※全車新塗装車
※K135の403系4両は今回の8連化に併せて冷房改造が行われた



<401系>
編成番号

クハ401
モハ400 モハ401

クハ401
K 7 14 7 26 51
K 9 18 9 9 17
K10 20 10 10 19
K13 26 13 13 25
K16 32 16 16 31
K17 34 17 17 33
K18 36 18 18 35
K19 38 19 19 37
K20 40 20 20 39
K21 42 21 21 41
K22 44 22 22 43
K23 46 23 23 45
K24 48 24 24 47
K25 50 25 25 49
<403系>
編成番号

クハ401
モハ402 モハ403

クハ401
K27 54 2 2 53
K28 56 3 3 55
K29 58 4 4 57
K30 60 5 5 59
K31 62 6 6 61
K32 64 7 7 63
K33 66 8 8 65
K34 68 9 9 67
K36 72 11 11 71
K37 74 12 12 73
K38 76 13 13 75
K39 78 14 14 77
K40 80 15 15 79
K41 82 16 16 81
K42 84 17 17 83
K43 86 18 18 85
K44 88 19 19 87
K45 90 20 20 89




<415系セミクロス車>
編成番号

クハ411
モハ414 モハ415

クハ411
K 1 201 101 101 101
K 2 202 102 102 102
K46 302 1 1 301
K47 304 2 2 303
K48 306 3 3 305
K49 308 4 4 307
K50 310 5 5 309
K51 312 6 6 311
K52 314 7 7 313
K53 316 8 8 315
K54 318 9 9 317
K55 320 10 10 319
K56 213 113 113 113
K57 214 114 114 114
K58 215 115 115 115
K59 216 116 116 116
<415系ロングシート車>
編成番号

クハ411
モハ414 モハ415

クハ411
59-2改正増備車
年月/製造所
K61 601 501 501 501  
K62 602 502 502 502  
K63 603 503 503 503  
K64 604 504 504 504  
K65 605 505 505 505  
K66 606 506 506 506  
K67 607 507 507 507  
K68 608 508 508 508  
K69 609 509 509 509  
K70 610 510 510 510  
K71 611 511 511 511  
K72 612 512 512 512  
K73 613 513 513 513 59.1.23 東急
K74 614 514 514 514
K75 615 515 515 515 59.1.30 東急
K76 616 516 516 516
K77 617 517 517 517 59.3.-6 日立
K78 618 518 518 518 59.3.15 日立
K79 619 519 519 519 59.2.28 東急
K80 620 520 520 520



<59-2改正以降の415系>

1.データイムを中心とした増発(1往復)・編成増強(3往復)や前述の通り453系普電1往復を415系に置き換えるために4本の415系500番台が新製増備された
茨城県内で開催される筑波科学万博を翌年に控えている事もあり、401系は既に老朽化が進んでいたにもかかわらず廃車は出ていない

2.59-2改正では基本1・付属2の合計3運用が増加しているだけで、前述の通り59年2月以降落成した車両は60-3改正の早期落成車とも受け取れる  また、59-2対応で増備されたK73以降の415系は全て新塗装で落成している

3.8連固定編成は1984年夏の快速『かわらご』の運用に充当され、水戸線・東北線経由(小田林〜間々田間は短絡線経由)で大宮まで足を延ばしている



<各種資料集>のページに戻る